介護士の仕事で少しでも多くの給料を稼ぎたいのであれば、時給の高い『派遣社員』がお勧めです。ただ、何事にも合う合わないがあります。派遣社員という雇用形態の特徴がメリットになる場合もあれば、デメリットになる場合もあります。

もし下に挙げているようなデメリットが気になるようであれば、派遣社員という働き方は選ばない方がよいかもしれません。


デメリット その①

【 長期雇用が約束されていない 】1~3か月程度の契約を繰り返す

『派遣社員』はまず人材派遣会社に登録します。そして派遣会社から就業先へ派遣されるという形態になっています。その際に、1~3か月の期間限定での契約になります。期間終了前に、「契約更新する」か「契約満了で終了する」かを派遣スタッフと就業先の双方に人材派遣会社から確認があります。双方が契約更新を望めば継続して就労することになります。どちらかが契約満了を望めば、就労は現在の契約期間で終わりとなります。

一般的な社員やパートなど就労先と直接雇用契約を結んでいる「直雇用」と呼ばれるパターンだと基本的には無期限の雇用になります。一部には1年単位等の有期雇用契約を提案してくる会社もありますが、無期の契約が多いです。終了期限を決めず雇用契約を結ぶと、よっぽどの理由がない限り雇い主が労働者(雇われる側)を辞めさせることはできません。そのため、労働者にとっては、長期で働くことを前提に仕事に取り組むことができます。

派遣社員の場合は、短い場合は数か月単位で就業先を移ることになります。そうすると、新しい環境を覚える、新たに知り合うスタッフと人間関係を築く、そこにいる利用者を覚える、企業・施設の文化を理解するなどということが都度発生します。

新しい環境を知る、触れ合う、経験するということが好きであったり、興味がある人にとってはよいことだと思います。逆に、新しい場が苦手、覚えることが苦手という方には、毎回ストレスになるかもしれません。そこは認識しておくとよいと思います。


デメリット その②

【 仕事範囲が限定される 】簡単な作業を主に任される

就業先の考え方やスタッフの人員体制によるのですが、派遣スタッフは単純な業務を主に任せられます。それは、派遣スタッフは数か月後には契約満了でこの現場からいなくなる可能性が高いということが前提にあります。そのため、あれこれたくさんの業務を任せて独り立ちするまでに時間がかかってしまうよりも、仕事範囲を限定してすぐに覚えてもらって早く戦力になってもらうことが優先されます。仕事範囲も間違いや事故が起きにくく、起きたとしても影響範囲が小さい業務が中心になります。後処理をするのが直雇用の社員になるので、事故やトラブルが起きにくい運用にすることが多いです。

これらのことは「それが気楽でいい」という人にはメリットなのですが、「もっとこうした方がいいのではないか?」「私はもっと難しい仕事もできるのに」ということを思いがちな人にはストレスになるかもしれません。就業先や派遣期間によってはずっと「派遣さん」と呼ばれて名前でほとんど呼ばれないということもあります。本当に就業先によって全く扱われ方が違いますので、いろんなパターンがあることは認識しておくとよいと思います。


デメリット その③

【 評価・昇進がない 】あるのは契約の継続か終了だけ

前提として派遣スタッフは期間限定の有期契約で派遣されます。そのため、契約書に記載の「期間」「労働内容」「単価(時給)」で働きます。期間も数か月と短いので、その期間中に内容が更新されることはありません。上司からのフィードバックや働きが認められて昇進ということもありません。就業先からのフィードバックは主に契約更新の判断をするタイミングに伝えられます。その就業先にまだいてほしい・必要と思われたら「契約更新してほしい」と言われますし、そうでなければ「契約終了します」と言われます。就業先から人材派遣会社担当者に伝えられ、担当者から派遣スタッフに伝えられます。「あなたが必要」と言われることがやりがいに繋がるという人にとっては明確な確認のタイミングが存在することがメリットになりますが、毎回評価を下されることにストレスを感じる人にとってはデメリットになります。


以上が派遣社員として働く際のデメリットになります。数は少ないですが、重要なポイントになります。もしこれらがデメリットとは感じないのであれば、派遣社員での介護士はお勧めです。これらがデメリットとして当てはまりストレスを大きく感じるのであれば、直接雇用のような形態で働いた方がよいかもしれません。

ぜひ参考にしてみてください。